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令和5年度「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」事業採択のお知らせ

令和5年度「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」事業採択のお知らせ

リアルサイバースポーツ環境を作るコミュニケーションロボットがAMED「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」事業採択されました。

令和5年度 「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」の採択課題について

https://www.amed.go.jp/koubo/12/02/1202C_00024.html

  • 本事業の背景・目的

現状のコミュニケーションロボットは、個人向けとなっているものが多く利用者に対して渡しておくことで対話をしてくれるケースが多いが、人間らしく、生き甲斐を持って過ごすには、施設内外に分断化された構造を繋ぐテクノロジー機器が必要であると考えております。

そこで、リアルでの繋がりと、サイバーでの繋がりをシームレスに提供し、蓄積された情報に基づき適切な情報伝達を支援する機器は重点分野の定義であるコミュニケーション機器として高齢者等の活動を促し、ADLを維持向上する効果が期待でき、中長期的なビジョンとして日本の介護ロボット機器として次世代への礎となる事を目標にしております。

具体的には、コントローラーやウェアラブルデバイスは使用せず非接触型センサーに反応して身体の動きや音声で操作し誰でも手軽に利用できるTANOをベースに開発し、介護施設でのレクリエーションや機能訓練・リハビリテーションを行う中で高齢者のコミュニティづくりおよび運動習慣化を目指します。

その上でADL機能向上やフレイル予防にどのような効果があるのか研究を行い、将来的な科学的介護を実現するために個人別運動能力データがLIFEへ紐づくシステムの連携・構築をおこなってまいります。

本事業は、筑波大学整形外科の山崎 正志教授、三浦 紘世講師の協力、
ライオン株式会社による施設・在宅に向けた習慣作りへの監修・協力を頂きながら実施してまいります。

  • 令和5年度 「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」公募内容

介護現場における大きな課題解決につながる新しいロボット介護機器の開発を支援することで、介護現場の生産性向上や介護の質の向上、自立支援等による高齢者の生活の質の維持・向上を図ることを目指します。特に、ニーズは高いものの製品化に至った開発が少ない、そして普及に向けてまだ改良の余地が大きいと思われる、重点分野のうち3項目の機器の開発(分野1)、3項目の機器・システムの開発(分野2)と、重点分野に含まれない介護現場等における感染症対策に資する機器・システムの開発(分野3)の支援を行います。
対象となるロボット介護機器・システムは、ロボット技術(検知技術、判断技術、駆動技術)を適用した介護機器・システムです。従来の介護・支援方法や、他種類の機器・福祉用具等を用いた介護オペレーションと比較して優位であり、より介護現場の改善に資する機器の開発であることを重視します。

https://www.amed.go.jp/koubo/12/02/1202B_00024.html

  • 採択された研究開発課題名

重点分野名:見守り・コミュニケーション(コミュニケーション)-施設向け

開発課題名:リアルサイバースポーツ環境を作るコミュニケーションロボット

代表機関 :TANOTECH株式会社